ロベルトアレクサンデル・スアレス・スベーロ(スペイン語: Robert Alexander Suarez Subero, 1991年3月1日 - )は、ベネズエラ共和国ボリバル州出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。阪神タイガース所属。 実兄は同じくプロ野球選手で東京ヤクルトスワローズ所属のアルバート・スアレス。
25キロバイト (2,738 語) - 2021年11月17日 (水) 09:35


メジャー挑戦の意向を持ち、来季去就が微妙な状況の阪神、ロベルト・スアレス投手(30)に〝急転〟での残留を予想する淡い期待がチーム内に芽生えている。

 今季も2年連続のセーブ王、防御率1・16とNPBで実力を発揮した虎の守護神。昨年に引き続き米球界挑戦の意向があり、今オフも米球団との交渉を希望し、昨年、阪神と結んだ2年契約の付帯事項に盛り込んだ選手側に行使権がある「オプション」を利用、12月以降は所属する阪神球団に「自由契約」になる措置を申請し、米球団との交渉テーブルにつく可能性が高いと言われている。

 シーズン中に右腕を視察したMLBスカウトも「中継ぎ投手での需要は、間違いなくある」と高い評価を下し、阪神サイドも右腕を「慰留」したい気持ちは変わらないが、今年1年は個人の夢を封印してチームのためにフル回転した右腕への恩義もあり〝流失〟やむなしの覚悟も決めている。

 だが、ここに来て米市場の雲行きが昨年とは異なるものになっている。

 かねてMLB機構と選手会の間で行われていた12月1日(現地時間2日)が合意期限の労使交渉が「決裂」することが決定的に。交渉決裂後は球団業務が停止になる可能性があり、選手契約の交渉もストップ、最悪、来年2月中旬のMLBのキャンプ・イン直前まで長引く可能性が現地では伝えられている。

 残留を期待する虎関係者が一縷の望みを託すのが、虎の守護神が「米国の状況も踏まえ、自由契約の申請を行わないのでは…」というもの。スアレスは単年契約だった昨年もオフにメジャー挑戦を志し、11月いっぱいだった保留者契約名簿を外れ、12月は自由契約に。だが、理想の契約は見つけるには至らず、当時は挑戦を断念。新たに阪神と2年の複数年契約を交わした経緯がある。

 昨年同様、スアレスにMLB挑戦の意志があることに変わりはないが、昨年と〝事情〟が異なるのは、MLBと現在の自分の契約状況。海の向こう側が不透明ななかでも、自らの意志を貫くか否か――。決断が注目される。