阪神 糸井嘉男選手の引退試合 “本当に幸せでした”


糸井 嘉男(いとい よしお、1981年7月31日 - )は、京都府与謝郡岩滝町(現:与謝野町)出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。阪神タイガース所属。 愛称は「超人」、「ヨッピ」。 プロ入り後に投手からの野手コンバートに成功した選手の代表格。野手転向後は日本を代表する5ツールプレイヤーとなる。…
98キロバイト (12,857 語) - 2022年9月22日 (木) 07:05


今シーズン限りでの現役引退を表明しているプロ野球・阪神の糸井嘉男選手の引退試合が21日、甲子園球場で行われ、試合後のセレモニーで「僕の野球人生は本当に幸せでした」とファンに向けてあいさつしました。糸井選手は京都府出身の41歳。日本ハム、オリックス、阪神の3球団でプレーし、首位打者などのタイトルのほか、ベストナインに5回、ゴールデン・グラブ賞にも7回選ばれるなど、走攻守 三拍子そろった外野手として活躍しました。しかし、この3年間はけがもあって出場機会が減り、今月(9月)13日に今シーズンかぎりでの現役引退を表明しました。引退試合として行われた21日の広島戦で、糸井選手は5回に代打で出場しました。甲子園球場が割れんばかりの拍手に包まれるなか打席に入り、広島の先発・森下暢仁投手の147キロのストレートをレフト前にはじき返してプロ通算1755本目のヒットを打ちました。試合後には、引退セレモニーが行われ、日本ハム時代の監督だった梨田昌孝さんや、チームメートだった大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手などからのメッセージ動画などが放映されました。その後、糸井選手は多くのファンが見守るなか、「このような光景を見させていただくと、もう僕には悔いは残っていません。初めて甲子園でプレーしたときの感動、興奮、胸の高鳴りは一生忘れません。僕の野球人生は本当に幸せでした。やりきりました。19年間、あたたかいご声援ありがとうございました」などとあいさつしました。そして、他の選手たちから背番号と同じ数の、7回胴上げされたあと、ライトの守備位置に向かってグラブを置き、場内を一周してファンに別れを告げました。