砂田毅「中日大丈夫」タグが話題に…中日・京田選手(28)電撃トレードに感じた、立浪監督(53)が抱える「中年の葛藤」
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『#中日大丈夫? 京田まで……』 これはスポーツ報知の見出しである。横には「衝撃トレンド!!電撃トレード!!」の文字(11月19日)。 このところプロ野球のトレードが話題だ。先週18日、中日とDeNAは京田陽太内野手(28)と砂田毅樹投手(27)の1対1のトレードが成立したと発表。中日はその3日前には阿部寿樹内野手(32)と楽天・涌井秀章投手(36)とのトレードを発表していた。主力の野手を次々にトレードしたことからSNS上で「中日大丈夫」がトレンドになったのである。 スポーツ報知の中日担当・長尾隆広記者は《ファンだけでなく記者ですら「大丈夫なのか?」と戸惑っているのが、正直なところだ。》と書いている。 その長尾記者は偶然にもトレードを通告される直前の京田と話していた。京田はすでに自分のトレードを悟っていたらしく「もう、前しか見ていない。来年絶対に活躍します。岡林の最多安打を阻止してやる」と言い切ったという。担当記者ならではの「スクープ」である。あらためて京田には注目ではないか。立浪監督の狙いとは? 中日・立浪和義監督の狙いをわかりやすく書いたのはスポニチ。『星野流 血の入れ替え』(11月19日) 星野とは星野仙一氏のこと。立浪監督がルーキー時の監督が星野氏だった。《恩師である星野仙一氏は86年オフに中日監督に初就任して牛島和彦、翌年オフに大島康徳という投打の主軸をトレードで出した。阪神監督時代も02年オフに24人の退団者を出す血の入れ替え。いずれも就任2年目のリーグ優勝につなげた。くしくも87年ドラフト1位で入団したのが立浪監督で、変革を間近で見た。》 中日はこの10年でBクラス9度。今年の成績は最下位。立浪監督は就任1年目のオフに星野流で動いてきたという解説。監督になってからの戸惑い そういえば先月末にNHK・BSで『逃げるな 泥にまみれても~中日ドラゴンズ監督 立浪和義~』という番組を見た。 NHK名古屋が今シーズンの立浪監督に密着したドキュメントだった。就任会見で「私の使命はチームを強くすること。妥協はしない」と宣言した立浪監督。だがドキュメントで興味深かったのは監督になってからの戸惑いの様子だった。 立浪はPL学園に入学直後、すでに大スターだった先輩の清原・桑田が試合後にも猛練習しているのを見て学んだという。自身も高卒でプロに入っていきなり通用したのは猛練習があったからだと。それに比べると今の選手は「甘い」とはっきり言っていた。
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